3つの連動:惑星編

7室の惑星は自我に大きく影響 -2-

人間関係と人格とのリンク

1室は人格・運勢を表すとても重要なハウス。

7室に惑星がいる人にとっては
その惑星が1室に強く影響してくる。

すると必然的に7室の人間関係が
1室の人格に強く連動してくるので、
人格にも運勢にも大きく影響してくる。

だから、

7室の惑星は人格を見る上でも
人の運勢を読み取る上でも
とても重要なものになる。

そんな話を前回にしました。

詳しくはコチラをご覧ください。

7室の惑星は自我に大きく影響 -1-誰でも自分に興味がある さて。 占星術で最も重要なハウスと言えば? 「基本の1室じゃないかな」 「10室はカルマで重要っしょ...

今回は簡単に実例を挙げながら、
どんな感じなのかをざっくりと見てみたい。

7室に木星のケース

こちらのホロスコープの方。
この方は男性になります。

7室に木星が在住。
木星は吉星で定座(ムーラトリコーナ)。

木星は強く良い状態です。

7室は人間関係・結婚のハウス。
ここに最大吉星の強い木星。
木星は援助・発展・おおらかさの惑星

ま、やっぱりと言いますか。
人間関係がとても良い。
人からよく援助されます。

結婚もしています。
パートナーはおおらかな人。
援助好きで自然な世話焼きさん。
夫婦仲もいたって良好です。

この木星が1室に100%のアスペクト。
人格にどんな感じで影響しているか、と言えば。

なんと。

彼自体がおおらかな人柄。
しかも何気に自然に人を助けます。

本人その意識ないくらいに自然に助けます・笑

それがもう板についてるものだから
更に人間関係は良くなってくるし
より夫婦仲が良くなってくる。

実際にはこうした状況があります。

7室の木星と人格への連動

こうしてみると。

7室木星で人間関係がいい。
人間関係が良好だから
本人もおおらかになる。

本人の人柄がおおらかだから
人間関係がもっと良くなる。

そんな相互作用で、運勢が上向きになる。

こうした相互作用そのものが
良い形での連動の作用になります。

ホロスコープがないと。
「彼はおおらかだから人間関係がいいよね」
って感じで見えると思う。

でもこの本人の特徴を
占星術的な視点から見てみると

人間関係の良好さが人格に影響

という方向を基本に持っていて、
7室の惑星が連動して働きかけた
その流れとその結果として
自分の特徴として発現してる。

そういう感じになる。

連動の奇妙な特徴

7室には木星が在住。
1室には惑星はなし。

だからなんだろうね、

本人は自分をおおらかとは
全く思っていないんだよね。

むしろ逆に自分の認識は
気を使うので人に遠慮する
という認識だったりします。

不思議でしょ?

でもね。
実はココ、とても重要、なんです。

客観的な事実としては
確かに彼はおおらかなのに
本人はそう思っていない。

ここの辺りのズレの感じが
すごく連動の特徴でもあります。

他の心の要素が違う形で連動して
そちらの方が本人の認識には
大きく影響しているから、

という事がその理由だったりします。

彼のホロスコープの惑星の配置に
そうした他の心の要素の連動が
確かに見る事はできます。

今回は説明しませんけど。

実はこうした客観的な事実と
本人の認識との間にズレが生じる事は、
日常でもとてもよく起きてきます。

ホント~にめっちゃ起きてます。

場合によっては
すごくもったいないな、
と思う事がよくあります。

良い要素が使いきれてないから。

でもこうしたズレが
心が持っている奇妙な習性
ってコトでもあるんですよね。

この連動の特徴をね、

本人が理解したり把握したりを
意識的に出来てくるようになると、
ものすごく可能性も増えてくる、

と思うんだよね、ホントに。