人間関係と自我との連動
1室は自分の特徴や人格を示す
とても重要なハウスになります。
7室に惑星が在住している場合は
その惑星が1室に強く影響して
人格に強く連動してくるので、
7室の惑星はとても重要です。
詳しくはコチラをどうぞ
実際の例題については
コチラをご参考にどうぞ。
さて、今回はもうおひとり
7室に惑星が在住する場合には
どんな感じで人格や人生に影響するか、
例題を挙げながらご説明します。
7室に金星のケース
こちらのホロスコープ。
この方は女性になります。
7室の人間関係に金星。
金星は芸術・音楽の惑星。
ご本人が言うには。
音楽・芸術に関しては、
そんな才能はなかったし
ごく普通程度の興味だった。
だ、そうな。
でも。
音楽と縁のある人が周囲に多く。
その影響を自然に受けていく。
そんな人生・運勢を歩いています。
例えば高校の時には強烈な先生がいて、
その先生が吹奏楽部を担当しており
その影響を受けて吹奏楽を始めた、とか。
楽器なんてやったことなかった
ってそんなところからスタート、
だったそうです。
ところが、初心者でありながら
吹奏楽で県大会に行く程に上達、
というところまで行ったそうです。
他には。
7室は結婚での人間関係も示します。
例えば最初のパートナー。
自分で作曲して家でピアノを演奏する、
そういう人であり環境だったそうです。
んで。
聞いているだけ、ならいいけど。
演奏の感想をよく尋ねてくるので
キチンと答えるようにするために
しっかりとピアノを聞く事となり
音楽の感性がすごく豊かになった。
そう。
こんな感じでね。
この方の場合。
7室の金星は音楽をする人との縁が生じ
人生・運勢にとても影響しています。
そして、
もちろん金星の示す「楽しさ・明るさ」
という要素もご本人の人格に影響して
とても明るく楽し気な性格でもあり
他の人もそのように認識してます。
7室の金星と人格への連動
そんな相互作用で、
音楽との縁が強くなり
本人も音楽の感性が豊かになる。
本人の性格も朗らかで明るく
周りからも好かれている。
そうした要素を持っています。
この方も7室に在住の惑星が
1室に相互作用をもたらし
本人に対して強く連動して働き
人格に大きな影響を与えています。
でも、ホロスコープがないと。
「彼女は感性豊かだから音楽に携わってる」
って感じで見えると思う。
でもこの本人の特徴を
占星術的な視点から見てみると
人間関係での明るさが人格に影響、
という方向を基本に持っていて、
7室の惑星が連動して働きかけた
その流れとその結果として
自分の特徴として発現してる。
前回の話と同様に、
そういう感じになります。
別の心の要素との連動
この方も前回に説明した男性と
似たような思いを持っていて、
自分では人間関係に戸惑って
どうしていいか分からなくなる、
と思っているとの事です。
不思議ですね。
金星の影響で楽しげなのに
他の人からは明るい人と
認識もされているのに、
ご本人はそれに戸惑い気味、
という認識なのです。
これも本人のこの心の要素が
他の心の要素と違う形で連動して
他の心の要素がより大きく影響し
人との付き合いに戸惑い気味、
という事になっています。
今回の話からは外れますので
説明は省かせていただきますが。
これも連動のもたらす
不思議な心のトリックです。
参考に:違う視点から
人間関係と自我との関係。
これをまた違う視点から
深堀りするとどうなるのか?
それについてはコチラを参考にどうぞ。