3つの連動:惑星編

7室の惑星は自我に大きく影響 -1-

誰でも自分に興味がある

さて。
占星術で最も重要なハウスと言えば?

「基本の1室じゃないかな」
「10室はカルマで重要っしょ」
「9室の幸運は外せないよ」

そう。
いろんな意見があると思う。

でも、どんな人も。
本質的には自分自身に興味があります。

自分に興味があるからこそ。
悩んだり迷ったりするもの。

自分に興味があるからこそ。
よりよい方向に行きたいと願うもの。

だからこそ、すごく悩んだり迷ったりするワケです。

自分に対してあまり興味がなければ。
人はあまり悩まないし迷わない。

人ってのは面白いもので。
そういう心の構造(カラクリ)があったりする。

って事は。

自分にとって最も重要なハウスって。
1室と言えるんじゃないかな

なぜなら。
1室は自分自身を表すハウスだから。

あるいは。
1室は自分の運勢の基本になるハウスだから。

そんな1室(自我・運勢)に最も影響するもの。

それが7室にいる惑星です。
あるいは7室そのものです。

今回は7室の惑星に注目してみます。

4つのアスペクトの影響力

まず、惑星はアスペクトします。

そして。
アスペクトした先に惑星の影響を与える。
アスペクトされた側はその惑星の影響を受ける。

インド占星術にはそういう約束事がある。

この惑星のアスペクトの影響力。
これには4種類のパワーがある。

  1. 100%影響を与えるアスペクト
  2. 75%の影響を与えるアスペクト
  3. 50%の影響を与えるアスペクト
  4. 25%の影響を与えるアスペクト

基本はこの4種類のパワーでの影響力がある。

んでね。
今回注目したいアスペクト。

それが100%影響を与えるアスペクト。
惑星が最も強い影響を与えるパターンです。

このルールはいたって簡単。

惑星は7室目にアスペクトする時。
100%の影響力を及ぼす。

ってルールです。

人間は社会的な生き物

このルールから考えると、

7室の惑星は1室に対して
100%の影響を与える。

そういう事になります。

1室は自我・人格・性格・運勢を示し、
7室は対人関係・社会とのつながりを示す。

ということは。

7室に惑星がいる場合

7室の惑星の示す意味を通して
人間関係や社会とのつながりの中で
自我・人格・運勢にとても強く影響する。

そういう事になります。

社会心理学の視点からは、
『人間は社会的な生き物である』
と表現されています。

まさに、こういう事ですね。

人間は人から最も影響を受ける

心の習性(機能)として
という視点から見てみると、

7室に惑星が在住する場合は
1室の自我・性格に対して
自動的に連動して影響を与える

という習性になってきます。

つまり、

7室に惑星がいる人にとっては
自分の心の要素(人格・性格)に対し
人間関係が自然に連動して動く事で
自動的に大きな影響を与えてしまう

という事になるんだね。

こうなると、

他人の目が気になるとかって
この連動の視点から考えても
ホントウにごく自然な事。

ふだん感じている心の動きは
インド占星術の視点からも
心の習性という視点からも
同じように読み取れるんだね。

実に興味深い。

実際の例はコチラを参考にどうぞ。

https://kokoro.hoshi-sora.com/interplay/rendou-planet/7h-jiga-ni-eikyou-2/