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恋愛も視点を変えると違って見える -1-

5室の意味に『恋愛』も

5室にはいろんな意味がある。

『子供・学習・創造・芸術』
こうした意味合いがポピュラー。

そんな中であまり見かけないけど
最近のインドのインド占星術では
5室の『恋愛』の記事も稀に出てる。

インドでのインド占星術では
伝統的には『恋愛』という意味は
5室のテーマには書かれてない。

だから、見かけないのは確かに事実。

西洋占星術では5室の『恋愛』は
とてもよく使うポピュラーなテーマ。

文化の違いがよく出てるね。

5室をアセンダントにする

例えば。
こんなホロスコープ。

これを例題に見てみよう。

アセンダントは蟹座。

ここからは5室は蠍座になります。
5室の蠍座にはケートゥがいます。

ケートゥには
『一歩離れる・距離を取る』
といった意味合いがある。

5室を恋愛としてケートゥ在住からは、
恋愛に対して一歩離れて距離を取る
といったような傾向も出てきやすい。

この要素からは恋愛に対して
あまり興味がないかのような
そういった人のように見えがち。

色んな要素が絡んでくる

5室のテーマの『恋愛』を
違う視点から眺めてみると
同じ内容が確認できたり
随分と違ったものが見えたりする。

ある意味それは複雑なんだけど
矛盾を抱え込んでいるものなので
すごおく人間っぽくて私は心魅かれる。

具体的に見てみよう。

インド占星術の技法には、
アセンダントを変えて
同じホロスコープを見る

という技法がある

『恋愛』を中心に見たい場合は
5室をアセンダントにして
ホロスコープをもう一度見る、

って感じになります。

つまり今回の場合でしたら
蠍座をアセンダントにすると
5室の恋愛を中心軸に切り替わるので
恋愛の傾向が見えたりします。

ホロスコープはこんな感じになります。

なんだか雰囲気が変わりますね。

同じ要素がクロスする部分

5室をアセンダントとすると。
月は12室にいることになります。

月は心・気持ち・感情を示し
12室は見えないもの・隠されたもの
といった意味合いがあります。

ここからは
「自分の気持ちが見えない」
「自分の感情を隠す傾向」
などが浮かび上がってきます。

『恋愛に対して一歩離れて距離を取る』

という蟹座アセンダントから見た時の
そうした恋愛での態度や傾向がありました。

5室の蠍座アセンダントにして
恋愛のスタンスを見てみても、

「自分の気持ちが見えない」
「自分の感情を隠す傾向」

という要素も確認できます。

『自分の気持ちが分からない』
『自分の感情を隠そうとする』

といった心の要素も同時にあるために

『恋愛に対して一歩離れて距離を取る』

という傾向として現れているのが
この視点から確認する事ができます。

似た要素がクロスしているので
恋愛に一歩離れて距離を取る
というスタンスや態度などが
より現れやすくなってきます。

 

次回には

今回見られた要素とは違う要素も
同時に連動して内在されているのを
次回には見てみようと思います。