4心は自分で選ぶ/ふたつの充実へ

可能性の確認

普段の心の状態は心の要素が連動して
「同調・反発」が矛盾したまま
同居して混沌としている状態。

この混沌とした心の状態を
それぞれに分解してみると
「心の要素」
というパーツごとになります。

この自分の心の世界に内在している
「心の要素」を見ていく作業は
どんな「可能性」が内在しているか
「可能性」を「確認」する作業、

ということが出来ます。

再選択と再評価

そしてこうして確認した
多様な「心の要素」の中から、

どの要素を自分は伸ばしたいのか

を、検討して選択していく作業が
「可能性の再選択」になります。

それと同時に、

こうして確認した
多様な「心の要素」の中で
どの要素で自分は停滞しているのか、

というチェックする作業も行います。

これは、

「可能性への再評価」

という作業になりますが、
これはとても大切な作業です。

どちらも充実に直結する
充実への2つの要素ですから。

成長の要素と成熟の要素

成長の要素

前者の「可能性の再選択」で
自分で選んだ心の要素たちは、
基本的に伸びやすい要素です。

成功と結びつきやすいですので
とても真っすぐな「成長の要素」

と言えます。

インド占星術的に言えば
「ダルマ」を中心にした要素、

というコトになりやすいです。

成熟の要素

後者の「可能性の再評価」で
自分でチェックした心の要素たちは、
今はまだ停滞させている要素です。

ですから、
そのまま放置しておいても
停滞は続いてしまいます。

しかし、です。

この停滞している要素を
解消したり受容できれば
とても大きく人生が変わります。

ですから、もうひとつの
とても重要な「成長の要素」

という事になってきます。

そしてこの後者の「成長の要素」は、
より深い充実を手にして生きる
というテーマと直結する要素で、

「成熟が進んでいくための要素」
「成熟のための要素」

と表現することが出来ます。

つまり『成熟の要素』となります。

インド占星術的には、
モクシャを中心とした要素、

というコトになりやすいです。

ふたつの『充実』

この成長の要素と成熟の要素の
どちらを注目・選択したとしても、
「充実」をより感じるようになります。

つまり、

「成長のプロセス」を辿っても
「成熟のプロセス」を辿ったとしても
「充実」をより感じるようになります。

そして、

成長のプロセスや成熟のプロセスが
徐々に徐々に進むにしたがって
「充実」もまたより深く感じる、

という流れになってきます。

成熟のプロセスの深い味わい

成熟のプロセスに関しては
確かに「成長のプロセス」よりも
時間のかかる作業だとは言えます。

ですがこの成熟というプロセスは
成長のプロセスだけでは味わいにくい
「よりおいしい充実」や
「より味わい深い充実」を
ものすごく多く含んでいます。

ですから成熟のプロセスを辿る場合は、
本質的に「人生の質」が全く変わります。

ザックリですが俯瞰してみましょうか。

自分の中で進む成熟での充実

自分の中の成熟1

自分の成熟のプロセスが進むと
自分の中の反発する要素に対して
理解が深まってゆくようになります。

ですから自分の気持ちの中にある
不安感・停滞感・困惑・悩み
焦り・不満・怒りなどの感情が
徐々に減っていくようになります。

この視点からの「充実感」が
順番に上がっていきます

自分の中の成熟2

さらにこの成熟のプロセスが進み、

不安感・停滞感・困惑・悩み
焦り・不満・怒りなどの感情が
徐々に減ってくるだけではなくて、

「心が安定する」
「心が静かになる」

というプラス要素が
自然に増えていきます。

この視点からの「充実感」も
自然に増えていく事になります。

人との関係の中で進む成熟での充実

他者への成熟1

こうして自分の心の中での
成熟のプロセスが進んでくると
他者に対する意識も変化し始めます。

自分の中での反発する要素を
理解できる状態になってますので、
他者の中の反発する要素に対しても
理解できるようになってきます。

それによって、
他の人が心の反発の作用によって
アナタに対して反発していても

「あ、連動して反発が出てるな」

といった感じで冷静に対峙できるので、

「心が安定する」
「心が静かになる」

というプラスの要素が
人に対しても増えていき
人との関係で不安定になる事が
どんどん減っていきます。

この視点からの「充実感」も
自然に増えていく事になります。

他者への成熟2

こうして他者の反発に対しても
冷静に対峙し心が安定してくると、

他者に対して自然に優しくなれるので
他の人への「受容」も進みます。

ここの辺りからは
充実はより深い感覚で
感じるようになってきます。

他者への成熟3

こうした他者への受容が
さらに進んでくると
とても興味深いことが起きます。

ごく自然に他者からも受容される
という現象も起きてくるようになります

この段階に入ってくると
「人生の質」が大きく変容して
充実度が格段に上がってきます

成熟の輪の広がりの先には

この段階に入ってくるようになると
人生で深い充実を感じるだけでなく、

人生での大きなテーマである

人間関係での悩み
仕事上での悩み
心の満足感
人生での生き方

という四大テーマに関しては
ほぼ消えていくようになります。

こんな感じでね、

成熟のプロセスを辿って
そのプロセスの行きつく先には、

「よりおいしい充実」や
「より味わい深い充実」が

そ~っと待っている事になります。

ですから成熟のプロセスを辿る場合は、
本質的に「人生の質」が全く変わります。