マズローの欲求5段階説
前回はアメリカの心理学者
アブラハム・ハロルド・マズロー
(Abraham Harold Maslow)
という人のホロスコープを
ざっくりと見てみました。
マズローは『人間が持つ欲求』に着目。
そしてこの人間の持つ欲求を研究して、
欲求には5段階ある。
そして欲求には優先順位がある。
そうした説を提唱しました。
俗にいう『マズローの欲求5段階説』ですね。
そうした説を提唱しました。
- 第1段階「生理的欲求」
- 第2段階「安全欲求」
- 第3段階「社会的欲求」
- 第4段階「承認欲求」
- 第5段階「自己実現欲求」
そんな話をしました。
詳しくはコチラを参照してください。
欲求5段階説とインド占星術のクロス
さて、と。
ココからが今回の本題。
「そのマズローの欲求5段階説が、
インド占星術と何か関係あるの?」
って事がポイントなワケです。
そう、実は。
『マズローの欲求5段階説』は
インド占星術のケーンドラの示すテーマと
不思議にとてもクロスしていて興味深い。
シンプルにまとめていうと、
以下のような感じになります。
- 第1段階「生理的欲求」
→1室と内容がクロスしている - 第2段階「安全欲求」
→4室と内容がクロスしている
- 第3段階「社会的欲求」
→7室と内容がクロスしている
- 第4段階「承認欲求」
→10室と内容がクロスしている
ではどんな感じでクロスしてるのか?
それを順番に見ていきましょう。
生理的欲求とは?
第1段階の「生理的欲求」
これは、生命の維持に関する根源的な欲求。
「何か食べたい」
「水を飲みたい」
「眠りたい」
などの「生きることそのもの」への欲求になります。
生命体としては、最重要項目。
それゆえに最も根っことなる欲求。
何よりも本質的な欲求になりますよね。
これがマズローの欲求5段階説の第1段階。
「生理的欲求」の内容となります。
1室の内容とのクロス
さて、それでは。
インド占星術の1室と言えば?
『肉体・健康・活力・体力』
こうしたテーマが1室の基本にあります。
肉体的な問題。
健康かどうか。
活力があるかどうか。
体力があるかどうか。
そうしたテーマが1室にはあります。
1室は最も重要なハウスと言われます。
それは本質的に「肉体が維持できるのか」
という事を見るからでもあります。
肉体を維持できないとなれば。
普通は、ま、死んでしまいますからね。
そうなれば、他の何を見ても意味をなさなくなっちゃいます。
そりゃま、最重要ですわな。
そして、先ほど見てきたように、
第1段階の「生理的欲求」というのは
生命の維持に関する根源的な欲求でした。
「生命の維持」=「肉体の維持」でもあります。
「生きること」の根源。
生命の維持と肉体の維持。
ここがクロスしています。
そう。
こんな感じで。
マズローの欲求5段階の「生理的欲求」と
インド占星術の「1室」とのテーマは
クロスしている事が分かります。
次回には
第2段階と4室とのクロス。
このテーマを追いかけてみます。